書き写すだけではいけないから

板書はそれで完成というわけではありません。ノートにとりながら記憶に残すことが役割です。もちろん、見直しに使われればうれしいですが、そうしてくれる生徒は少ないでしょう。

映像を撮るときに、板書をどうするかについて考えました。映像を見ながらノートを取らせるのか。それを前提にしたまとめ方をするべきかということですね。

結果として、ノートには写さないという前提に仕上がりました。具体的には、縦長ではなく横長のレイアウト、文字を少なくして図のように配置する、字を大きくして1枚で1授業完結にするといった方向です。

映像授業には穴埋めノートみたいなものを用意する場合もありますが、今のところは不要だと感じています。見たことを証明するだけなら良いのかもしれませんが、最終的に解けることが目的ですからノートに写すかどうかも含めて自分の判断で進めるべきだと思うのです。

最終的に、理解しているかどうか、解けるかどうかを判断し対策を取るのが塾の仕事だと考えています。ただ見るだけでできるようになるなら苦労しないわけで、あくまで勉強道具の一つとしてそこにあるというくらいでちょうど良いのかもしれません。

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