高校物理学習の王道といえば、エッセンス、良問の風、名門の森というルートでしょう。
教科書傍用問題集から一直線につながっていきますね。
さて、このルートなのですが、誰にでもお勧めできるルートではありません。
理由はいろいろありますが、まずはエッセンスという本のクセが強い点があります。
エッセンスの表紙には1,2&8,9,10という表記があります。教科書に記載されている内容を難易度で3~7とするなら、エッセンスはそれ以外を補完するというコンセプトの本なのです。1と2だけなら問題ないのですが、8,9,10がついてくるので、初心者や物理を苦手にする人にはお勧めしにくい本です。
例えば、軽くて伸びない糸の場合どこでも張力は一定ですが、糸の質量を考慮する場合はそうはいきません。常識めいた知識に疑問を呈してくるのがこの本の特徴でもあります。もちろん、こういった出題例は多分にあるのですが、高難易度の大学が主になります。
また、三冊とも解答がさっぱりしているのも大きな特徴です。行間が読めるのであればいいですが、そうでない人には厳しい本です。
以上からまとめますと、エッセンスルートは一番浸透しているにもかかわらず、取り扱いに注意すべきルートだと思います。
じゃあ、どんなルートがいいのかといえば、試行錯誤している途中です。また次回以降に書いていこうかと思います。
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