以前、質問の話をしました。今回は質問の答えが返ってきた後のフォローについてのお話。
基本的な方針として、質問の回答に対しては肯定することです。わざわざ答えてくれたので、まずはありがとうという気持ちを持ちつつ、良い部分を見つけて褒めていきたいですね。「大正解!その通りだね、さすがだね」くらい言っても良いかもしれません。
ただし、間違いを正解にしてはいけません。間違いは間違いなので、「おしいっ!これは実は○○なんだ。みんな間違いやすい部分だからよく覚えておこうね」みたいな感じで答えることになるでしょうか。
授業の時はちょっとオーバー気味にリアクションすると良いかと思います。気分よく受講してもらいたいので、褒めるときは大げさに、違う場合は否定の仕方に気を付ける必要があります。
否定する場合について、原則としては否定は必ず部分否定することです。しかも、できるだけ小さく否定します。「答えは違うんだけれど、考え方はあってるからミスに気を付けようね」とか「○○の部分を直せば合いそうだね。ちょっとやり直してもらっていい?」とか言ったります。
間違っても「なんでこんな間違い方をするんだ」とか「だからダメなんだ」とか言ってはいけません。あまりにも無意味です。
なお、部分否定するには生徒の観察が欠かせません。生徒のペンの動き、目線の動き、表情、読み取れることはたくさんあります。その情報から褒める部分を考えていきます。
とにかく生徒をよく見て会話し、褒めるときは大げさに、間違いは褒める部分とセットで伝えたいですね。
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