良いものを聞かなければ分からない

ムリを言って貸してもらったBJ electricのML-XHを自宅試聴してます。

あのね、このケーブルね、すごく良いんですよ。つないで一聴した瞬間声を上げて笑っちゃった。ああ、ケーブルでこんなに変わるんだって。

このケーブルのすごい点はいろいろあります。サウンドステージが広がるし、定位も良くなるし、高音もきれいに出る。でもそれは良いケーブルならみんなそうなんじゃないでしょうか。他を聞いたことないから知らんけど。

なにより良いことは自然なこと。逆に言えば、今までの音の不自然さが突きつけられるような気もします。例えば音像定位についても、輪郭という言葉で何回も表現してきました。定位の良さに関しては現ケーブル(吉田苑 LSX)と比べてもそう大きく変わらないです。ただ、音像の提示の仕方が全然違う。LSXは輪郭を伴ってずいっと突き出してくるようなイメージ。ML-XHは輪郭が明確になく、音が中心から広がっていくごとに密度が下がっていくイメージ。

どちらが自然でしょうか。やはり後者なんじゃないでしょうか。少なくとも僕は後者だと思います。だから、即決で購入を決めました。スピーカーケーブルは聞いていませんが、SPC200(Fundamental)よりも良くなるだろうと期待して。

たぶんSPC200は普通の音なんじゃないかと思っています。聴き比べするかどうかは届いてから考えますが、Fundamental製品の性能は疑っていません。ただ、アナログケーブルのシリーズは、内部配線材をケーブルに仕立てたものだからか、接触しないように配線した方が良いという注意書きがあります。それができていない現状に不満があったのですね。

そんなわけで、ケーブルの買い替え事情でした。良いものを聞かなければ評価できないというのは事実だなと思いますね。まあ、5秒くらいML-XHじゃなくてKAM-Xにしようか考えましたが、高かったので却下しました。システムをグレードアップしたら考えましょう。

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