「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」という言葉を知っていますか。自分と相手のことをよく知っていれば、どれだけ戦っても危なげなく勝利できるという教えです。
さて、相手とはなんでしょうか。たとえば入試制度や入試傾向がこれに当たるでしょう。スポーツならルールや対戦相手の情報がこれにあたります。今回は入試の話ですので、入試を対象に考えてみましょう。
入試制度のことはよく分かっていますか?すごくざっくりいえば、学力順、内申順に並べて両方上位8割に入れば合格。その後は内申が高い人、学力が高い人から合格者が選ばれるといった具合です。
じゃあ、その合格ラインがどのあたりにあるか知っていますか。たとえば四日市高校だったら…。具体的にお伝えしたいのですが、誤解を招くといけないので直接会ったときにお伝えしましょう。
その合格ラインを越えるために、しかも安定して越えるために何をしていくべきでしょうか。これを明確に伝えるのが我々の役目です。入試を最終目標にする気はありませんが、受からなければ通うことは出来ません。さしあたりの大きな目標として越えるべき壁が確実に存在しますね。
一方で、己を知るためにはどうすればよいでしょうか。難しい問いではありますが、良質なチェックテストを受けること、これが現時点での答えです。
授業の中で、問答を繰り返したりするとある程度の理解度を測ることが出来ます。出来るのですが、やはり本番同様の条件とは言えません。できるだけ本番に近い条件で受けたテストが一番信頼できるでしょう。
テストの選定も我々の役目です。良い教材を選ぶのと同様にチェックテストの選定も学力向上に大きな役割を果たします。
さて、ではあなたには何をやってもらえばいいのでしょうか。
第一に同じミスを繰り返さないこと。そのために答案に再現できるレベルまで復習すること。
第二に本番を想定して演習すること。適度な緊張感を持って勉強すること。
第三に結果を謙虚に受け止めること。言い訳やごまかしを無くして真正面から受け入れること。
この3つは遵守して欲しいと思っています。この3つを遵守した上で僕の指示に従ってくれれば学力の伸びは保証できます。第一志望に届くようにしっかり考えていきますのでよろしくお願いいたします。
…という具合で、新規の生徒に話そうかと思いました。
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