高校生における塾選びについて

家庭教師の生徒が塾通いを検討しているということですので、僕が考える塾選びについてまとめておこうと思います。

まず、大学受験であれば何のために通うのかを明確にする必要があります。目指す入試は推薦入試なのか一般入試なのか。必要な科目は何なのか。その科目のうちどんな力をつけていきたいのか。

具体的に言いましょう。国公立大学文系を目指すのであれば、主要な入試科目は国語・英語・日本史(世界史)あたりになるでしょう。その中で得意と苦手は何か。

例えば、国語に問題を抱えているとして、現代文なのか古文なのか漢文なのか。解けないのはどういう形式か。選択式なのか記述式なのか。

現代文の記述ができないとする。記述用の問題集を調達して解き進めてみるのが基本的な対策ですね。ここで塾に頼れる部分は、教材選定と採点基準の部分が大きいと感じます。自分でできないこと、あるいはできるけれど膨大な時間がかかる場合に、効率よくこなすため活用すべきだと思います。

塾は道具にすぎません。その場にいたら伸びるわけではなく、自分でやるから伸びるのです。高校生であれば、どう活用するか、どう活用できるかまで考えて受講すべきです。単に言われるまま従うのは中学生までで卒業していただきたい。

あと、センター対策もしっかり行う必要があります。主要な科目にばかり時間をかければ良いのではありません。数学を全く使わないならともかく国公立志望なら最低限とるべき点数はあるでしょう。

そのあたりをふまえた上で、かけられる時間のバランスを考えて受講すべきです。全教科見てもらえるなら時間をつぎ込めばいいでしょうけど、そういう塾は少ないんじゃないかなあ。

あとは、入塾後に担当してもらえる先生の体験授業を受けるべきです。入塾したら違う人だった、では意味無いですからね。

ざっくりこんな感じでしょうか。高校生の場合、家庭教師でも同じようなことが言えますね。環境をどう使うのか考えるのはとても大事ですね。

コメント