授業における質問について

授業は講師の一人芝居ではありません。また、講義でもありませんので一方的に話し続けるのは違います。今回は授業に必須の技能、質問について。

よく知られていることではありますが、質問にはオープンクエスチョンとクローズドクエスチョンがあります。オープンクエスチョンは「何が分からないの?」など自由にこたえられる質問ですが、クローズドクエスチョンは「一般動詞かbe動詞のどっち?」など選択肢が事前に用意された質問です。

別にどちらが良いとかはありません。どちらも大切な質問なのですが、相手の理解度や目的によって使い分ける必要があります。

基本的に、クローズドクエスチョンの方が答えやすく、スムーズに答えさせることができます。一方のオープンクエスチョンは高い理解度を要求し、かなりストレスをかけるので、状況に応じてヒントや助け舟を出す必要があります。

授業は会話ですので、テンポよく進めたいものです。ですから、基本的にクローズドクエスチョンで進行し、必要に応じてオープンクエスチョンを混ぜるスタイルで行くといいでしょう。オープンクエスチョンを使う場合は、必ずヒントや助け舟を用意しなければなりません。最悪の場合、授業が止まってしまいます。

簡単な質問としては、「○○って知ってる?」とかが使いやすいと思います。力のある子であれば、「この問題ってどうやって解く?」とか聞いてあげても良いかもしれません。答えられなければ、「じゃあ一緒に解いてみようか」とフォローすれば問題ないかと思います。

フォローって書いていて、質問のフォローの話が思いついたのですが、長くなったのでまた今度で。

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