どっかのブログで見たんですけど、個別指導では教科書や参考書をオウム返しのように教えるなんて書かれていました。まあ、講師が多いところだとそういう人がいるかもしれませんが、僕は今のところ見たことないです。
オウム返しのように、と言いますとただ読むだけって意味に取れますし、それだけではさすがにダメなんですね。今回は参考書に沿って授業を進める上で注意すべきことの一つ、重みづけについて。
授業として実施するからには、参考書なり教科書をただ読むだけではいけません。どこを読んで、どこを飛ばすか。ここに講師の経験が生きるのですね。
僕がよく使う参考書に やさしい高校数学 というものがあります。当然ながら悪い本ではありません。語り口調で黄チャート相当の問題を解説するスタイルですね。ただ、黄チャートレベルだと、生徒が理解しているものも多く含まれています。だからこそ、質疑で理解度を確認して飛ばすのですね。
この本に関しても、実はもっと良い本が発売されています。
小倉先生の ゼロから始める数学ⅠA です。公式の導出とかを考えればこっちのが良い本です。じゃあ、なぜ使わないのかと言えば、ⅡBやⅢCがそろってないからです。やはり同一シリーズでそろえることで、指導方法の統一性をとりたいのですね。
話を戻しまして、しっかり解説する部分とそうでない部分を分けましょうということですね。全部やるのが理想ではありますが、そこまで時間のある人は少ないのです。だからこそ授業を受けてくれているのですね。
さて、一番最初に見たブログの人なんですが、
(中略)
ということで、成績など上げるのは放棄して、「かっこいいお兄さんとお話ができる。」「キレイなお姉さんの横に座れる。」から「成績が上がらなくても行きたい」と、成績が上がらずに親が塾を変えたくても生徒が通いたいというのが、個別指導塾の営業形態となるのです。まあ、極端な言い方をすれば、キャバクラやホストクラブと同じです。
なんだそうです。僕が見る他の先生方は、この時給でよくここまで頑張るなあと思える方ばかりなので、見解の相違がありますね。
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